「みちのく国際ミステリー映画祭'97in盛岡」情報 Part13 関連情報
岩手県内で生協方式での映画館運営というおもしろい活動を行う「みやこ映画生協」さんをご紹介します。

生協運営の映画館4/26開館(岩手県宮古市)

岩手県宮古市に「みやこ映画生協」運営の「シネマリーン1・2」が完成。

 映画好きが集まって出資、利用、運営する生協運営方式の映画館「シネマリーン1・2」が岩手県宮古市のショッピングセンター「マリンコープDORA」2階に完成し、26日から営業を始める。生協が運営する映画館は全国でも初めて、という。
 宮古市にはかつて映画館が7館あったが、だんだん減り、1991年6月に最後の一館が閉館した。このため、映画好きの仲間が集まり,1992年4月、「みやこシネマクラブ」を作った。近隣の町村にも呼びかけ、市民文化会館を会場に年7回以上、一回500人から2500人を集めて自主上映を続けてきた。
 1995年7月、いわて生協が同市に大型ショッピングセンターを出店すると聞き、「小さくても近代的で映画の楽しさを満喫できる館を」「見るものの声を反映した映画館を」と賛同者を募り、1996年暮れ、自分たちで出資・利用・運営する「みやこ映画生協」(佐藤勝一理事長)を設立。件の認可を得て、今年3月4日から、同センター内の2階を借り、内装工事を進めてきた。約7000万円をかけて、35ミリ映写機2台や同機システム採用の3ディスク・プラッターなどを準備した。
 同センター2階に隣り合って完成した「シネマリーン1」は85席、「シネマリーン2」は62席。両館の中央部分の1階は事務所で、その上に映写室がある。運営母体の映画生協は専務、経理、映写技師2人、案内係2人の計6人で運営される。
 配給会社の協力で映写フィルムの供給は約束されており、5000人を目標に募っている組合の加入申し込みは24日現在、3018人に達している。なかには福利厚生に利用するため会社ぐるみで加入する例もある。
 岩間和彦専務は「三陸沿岸唯一の常設館なので、買い物ついでにでも、立ち寄り、一人でも多くの人に利用してもらいたい。上映する映画は組合員の希望で決まるが、作品によっては両館で同時上映も可能だ。2000円の出資で加入できる組合員は、実際に映画を観られるようになると、申し込みに弾みがつくと期待している。」と話していた。映画生協の問い合わせは、(0193-64-5588)。

(1997.4.25朝日新聞岩手版に載った記事を元に作成してあります。)

みやこ映画生協では組合への加入を募っているそうです。加入申し込みはシネマリーンまたは、いわて生協市内各店舗で直接受け付けているとのことです。又問い合わせに関しては、TEL0193-64-5588へどうぞ。

 映画館がどんどん減っている中、「映画好きの人が中心になって「生協方式」での運営によって、新しい映画館を作った。」というのは、非常におもしろいことだと思います。
 「小さな街でも映画館が作れる。」という映画館を作る方法の一つとして、また、「地方でも、こんな活動を地道にやっている人たちがいる。」ということを知ってもらうため、この情報を紹介します。
 岩手県内で私の知っている限りで、このほかに、「北上シネパラダイス」という団体も映画に関しての地道な活動を行っています。

(1997.4.27更新)